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スクリュー・ボーン・ムーブメント

2017.07.25 | Category: 臨床

https://tiryo.net/shitsugaidaitaikansetsu.html 膝関節の構造

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正常な膝の機能を持つ人は、座位で、膝を伸ばしていった場合、膝の伸展最終域では、10°程度(大腿骨に対して)外旋していきます。これを終末強制回旋運動(screw-bone movement :SBM)と呼んでいます。

 

終末強制回旋というのは、膝関節の構造上の左右差(半月板の形状、靭帯・筋肉の付着部位)などの違いから生じます。大腿骨の内側顆と、外側顆の曲率を半径を比較すると、内側顆の方が、大きいので膝を完全伸展するためには、脛骨を外旋(外に捻る)しなければばなりません)つまり意識しなくても膝の関節(靭帯・筋肉・半月板)に問題が認められなければ、膝は自然に最終伸展領域(0~30)で10°程度の外旋を伴うということです。

例えば、膝をまっぐに伸ばしているつもりなのに外旋が出ない人は、膝関節の拘縮部分(靭帯・筋肉・半月板)に改善(リリース)を加える余地があることを意味しています。

この運動(大腿脛骨関節)を妨げる要因として

1.大腿内側顆の形状

2.前十字靭帯の緊張

3.大腿四頭筋の外側への緊張

等があげられます。

1.としては半膜様筋や腓腹筋の連結部分で癒着が見られるような場合、大腿内顆の内側後面の柔軟性が失われることから、膝伸展時の外旋の動きが阻害されます。

又、膝窩筋 (起始)大腿骨の外側顆に付着。この筋肉の緊張が高まると外側半月板の動きが抑えられるため、前方への移動が抑え込まれます。緊張を解くことが大切です。(停止)脛骨の上部で後面に付着。膝関節を屈曲・内旋する働きを持ちます。

この2つの筋肉の緊張は、半月板の動きの妨げとなりますので、ストレッチングにより筋緊張を取っていきます。

この筋・筋膜部分をリーリースすることで、動きが回復されることも少なくありません。

セルフ・リリースの方法も当院では指導させていただきます。

2.の前十字靭帯に関しては、緊張が高まった状態を維持すると、OAになる可能性があります。テーピング等での補強が必要となります。

3.大腿四頭筋は大腿直筋・中間広筋・内側広筋・外側広筋の4つから構成されますが、大腿直筋が頑張りすぎて(筋緊張亢進)するとQアングルが崩れてしまいます。大腿直筋の緊張亢進は、骨盤にも影響を与えるので、筋腱移行部の緊張を適切な刺激により、落としてあげなければなりません。これもセルフでできる方法をご指導させていただきます。

又、膝関節伸展時に重要な働きを持つのが、膝蓋大腿関節です。

膝は伸展時に半月膝蓋靭帯の牽引により上方に移動します。外側半月板の動きが内側半月板に比べて大きいため、上外方に牽引されるのが正常ですが、膝蓋骨の下にある膝蓋下脂肪体膝蓋下脂肪体の癒着が起こると、膝蓋骨が低位(下方偏位)の状態になります。(膝蓋骨の下が極端に凹んでいたら癒着の可能性があります)もしこのような状態でしたら、膝関節伸展に伴って前方移動すべき膝蓋下脂肪体や半月板が移動しにくくなります。

対応策として、膝蓋骨の下を両手で挟み込み横に動かすことで拘縮が改善されるかもしれません。

 

健康な膝は、機能的にもまっすぐに伸ばせる膝だといえます。膝を伸ばすことを阻害している因子をなくしていくことで膝の痛みは改善されると思います。

 

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