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Simon の定義によれば、トリガーポイントとは「筋組織の触診可能な索状硬結中に存在して、押すと鋭い痛みを感じるスポット」となります。トリガーポイントとは、筋肉の最小単位である筋細胞内の収縮・弛緩させるタンパク質(サルコメア)が短くなり、その機能が低下した状態と言えます。トリガーポイントの堆積により筋膜に痛みが生じます。しかし、その痛みは必ずしもトリガーポイント上に発生するわけではなく、他の場所に送られる特徴を持ちます。(関連痛)筋膜は、体の覆う布のような存在で、布の一部にしわがよれば、他の部分にもしわがよるといった性質を持ちます。
1.筋節の減少 太いフィラメントと細いフィラメントが筋肉を引っ張る(伸張する)ことで、フィラメント間が開いていきます。このフィラメント(筋節)がいくつも縦軸につながることで筋肉は構成されます。筋節が減少していくと筋肉自体が伸張しなくなります。
マッサージ等で痛みを生じているところに陽圧を加えると、攣縮(筋肉の緊張)を生じてしまいます。筋膜リリースは、徒手で行う方法(押圧)もありますが、痛みが強い場合、立体動態波ステックを用いて、トリガーポイントに電気施術することでも可能です。
2.コラーゲン線維は引っ張ると平坦化しますが、コラーゲン間に架橋結合ができると筋肉は伸びにくくなります。
関節(腱)を固定して等尺性収縮を行うと、筋肉は中心に集まろうとします。筋・腱移行部に伸張刺激が加わるとき、筋肉は切れないように筋節を合成して増やしていくます。つまり筋節の数が増加します。
当院では、トリガーポイントの治療として
1.超音波治療での筋膜温熱療法・立体動態波等のトリガーポイントへの電療
2.トリガーポイントへの押圧、IDストッチング、コントラクト・リラックス(短くなったサルコメアを伸張するのに有効)
詳しくは、むち打ちの治療は首だけで大丈夫?を見てください。治療メカニズムが載っています。
3.筋肉のリラックスを誘導する自動介助運動、AKA関節運動、マリガンテクニックやMETによって筋、靭帯、関節包の緊張を緩めて関節可動域の回復をはかります。当院でのぎっくり腰施術は、主にこの方法で行っています。
等を中心に行っています。(セルフストッチング・簡単な矯正運動等のご指導)
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むち打ちで損傷される主な筋肉とトリガーポイント
顎二腹筋後腹 側頚部・顎周囲に痛みがでます。この筋肉にトリガーポイントを生じると、口を空けたり、物を飲み込んだり、発声障害をおこします。
胸鎖乳突筋 トリガーポイントが、近位か、遠位かで痛みの出る場所が異なります。近位では耳介・耳介後方・顎・顔面、遠意では肩・胸壁に痛みが出ます。むち打ちでは、この筋肉にトリガーポイントを生じることが多いところです。
斜角筋 この筋肉にトリガーポイントを生じると頚部・胸部、上背部、上肢に痛みが拡散する。胸背部や上肢に痛みが生じたらこの筋肉のトリガーポイントを疑った方が良いと思われます。バイオリン演奏、長時間左右頚を傾けて仕事をしている人は、筋肉の疲労からトリガーポイントを生じやすいのです。寝違えの場合、まずこの筋肉に触れてみることです。ほとんどの場合、緊張が見られます。
頸長筋 頚部前面にトリガーポイントは、頚部前面に痛みを生じます。むち打ち損傷で見逃されがちな筋肉で頚部痛を起こす原因となります。むち打ちを起こすと、この筋肉の筋力低下を生じます。
頭板状筋 頭板状筋のトリガーポイントは、こめかみから後頭部にかけて痛みを生じる原因となります。むち打ちで極めてよく見られる筋肉のトリガーポイントです。
後頭下筋群 深い位置に存在する筋肉ですが、むち打ちでは、頭板状筋と共に障害が非常に多い筋肉です。この筋肉は頚を回したり、横を向いたりという動作の補助に使われるが、筋肉の酷使によりトリガーポイントを形成します。
僧帽筋 僧帽筋のトリガーポイントは、上部(こめかみ、顎下、耳の後ろ、目の奥の痛み)、上部から2~5cm離れた場所(後頭骨底部、首・背中の痛み)僧帽筋下部(後頭骨底部、僧帽筋上部の痛み、頭痛)僧帽筋の中央(脊椎に沿って焼け付くような痛み)の4つがあります。
肩甲挙筋 肩甲骨の内縁と肩の背側に痛みを生じ、トリガーポイントのある側に頭を向けられなくなります。僧帽筋と同様に、肩にバッグをかけた場合ずり落ちないように、肩を上げるなどの動作で肩甲挙筋は緊張します。
頭半棘筋 筋肉の過緊張により筋肉は内圧の上昇を起こし、血管や神経通路を狭窄します。 頭部前方変位を生じると、頸椎5~8番の神経根を圧迫して神経症状が起きます。
血管や神経通路を狭窄することで痺れ、頸部痛、上肢痛、手足の痺れ、筋力低下を生じます。
下図参考(首の血管・神経神経通が狭くなる例)慢性化する前に、早期に頭半棘筋の緊張を取り除き、 後頭骨と頸椎の連結部(C1、C2)の可動性を、できるだけ早期に回復させます。
以下を試してください。(ただし無理は絶対しないでください。少しでも痛みがでた場合は、動作は中止してください。症状が悪化する場合があります)。このテストで悪化した場合当方は、責任は負えません。
1.顎を引くことができるかどうか
2.顎をだすことができるかどうか
3.首を曲げて胸の方向に頭全体を近ずけられるかどうか
4.首全体を反らして天井を向けられるか 3.4に関しては少しでも痛みを感じたら動作は中止
5.右(左)に首を倒せるかどうか
6.右(左)の物に首を使って、顔をむけられるかどうか
7.斜め上、斜め下を向けるか
以上一つでも動作中に痛みを感じたらむち打ちの可能性があります。
椎前筋 椎前筋は、頚椎の前面にあって頭部を垂直に保つのに、非常に重要な役割を果たしています。椎前筋は、頭長筋・頸長筋から成構成され、顎を引くときに働きます。(素早い動作)この筋肉の機能が弱ってくると左下図のような頭部前方変異を生じるといわれます。弱った椎前筋を再び正常に機能できるように、ES530で筋肉を有効に使えるようにトレーニングします。
頭部前方変異を放置しておくと、腹横筋・横隔膜の機能低下を生じ呼吸が浅くなるため、呼吸補助筋の負担が大きくなり、結果として慢性的な肩こりの原因となります。
頭部前方変位で生じる神経症状 頭部前方変位
むち打ち症に限らず、挫傷や捻挫といった怪我は、
①(血液凝固期)怪我をしたら出血が起き、出血している血管に血小板(けっしょうばん)の凝集が起きます。さらに血管収縮で血が止まります。
②(炎症期)損傷した部位の掃除が始まります。これは感染症に対する身体の防衛機能の一種で、好中球やマクロファージと呼ばれる白血球の一種が毛細血管を通り、損傷した細胞などの死んだ組織を貪食して取り除いてくれます。同時に、マクロファージは、線維芽細胞という新しい組織を作る細胞を分泌します。炎症期は約3日間続くと言われています。
③(増殖期)線維芽細胞が分泌するコラーゲンを主体とした肉芽(にくげ)組織による修復が始まります。コラーゲンが組織が組織の再生において特に重要です。この増殖期は約2~3週間続くと言われています。
④(修復期)肉芽組織が瘢痕組織へと変化し、安定した傷になります。ここでも線維芽細胞がその役割を担います。再生された組織の強度は、最大でも損傷したことのない組織に比べて80%程度の強度にしか回復しないそうです。
頚椎捻挫(むち打ち)等の怪我で筋肉や靭帯の裂傷を負った場合、断裂した部位からの出血が起こり、これが「血腫」を作ります。炎症期には、マクロファージや好中球の活躍によって死滅した細胞や細菌を捕食していきます。次に、傷ついた組織は、「瘢痕組織・肉芽組織」という筋繊維とは別の組織によって傷口を埋めていきます。これは筋線維が再生・修復したことを意味するのでなく、全く別の組織で埋められた事を意味します。瘢痕組織は、筋肉とは全く質感・柔軟性が異なり、血行も乏しく傷つきやすい組織です。傷ついた筋肉・関節包や靭帯の周りに瘢痕組織がまとわりつくことによって関節の、稼動域が低下していきます。(癒着)このような脆弱な組織にマッサージのような強い単調な刺激を与え続けたら、回復ではなく悪化するだけです。首の構造を無視した治療を長期間受け続ければ、完全するどころか悪化してしまいます。
炎症期・増殖期には当然、炎症を抑え、組織の修復・再生を行わなければなりません。この時期に激しい圧力をかけるような手技を行う事は、避けなければなりません。
当院では、受傷から2~3週間前後は、アイシング、
ITO ES-530の3DMENSモードと呼ばれる微弱電流(炎症を抑える・鎮痛・細胞レベルでの組織修復*通電されていることもわからないほどの微弱電流ですが、組織修復の効果は保証します。)
立体動体波(関節内の治療・深部の鎮痛・機能改善、治癒促進に有効*全ての症状に適応できる電気治療モードです。深部に到達する感覚がよくわかります。)
ハイボルテージ(神経症状・深部の鎮痛・損傷治癒に有効*むち打ちのしびれや痛みに効果抜群です。)
超音波療法(ブラックボックス*振動と深部温熱による治療・鎮痛・損傷治癒に有効*靭帯や腱の修復には超音波療法が効果的です。深部に到達する振動とと温熱で組織の血流を増加します)
等を用いた施術を行います。2週間の間にまず傷ついた組織の安定化を図ることが第一です。
電気治療を行いながら、首の筋肉が固まらないような施術を実施していきます。ただし痛みを感じる手技は行いません。本格的な手技は、筋肉や靭帯の回復を診ながら、2週間程経過してから実施します。
むちうち症状の首の痛み・肩コリ・頭痛・めまい・手足のしびれ等は、その日によって良くなったり、悪くなったり一進一退の症状を呈する為、マッサージのみの単調な刺激では、症状に応じた治療ができません。緊張した靭帯や筋肉の緩和、歪んだ骨の矯正、そして筋力の回復は到底望めません。
筋肉の緊張からくる痛みは、痛み止めではなおりません。消炎鎮痛剤は、筋肉が炎症している場合、効果がありますが、筋肉が固く動かなくなってしまった場合は、効果はほとんどありません。又、痛み止めで痛みをごまかしても、固く短くなった筋肉・靱帯・関節包の緊張を緩めてあげる効果は、ほとんどありません。施術(手技)は、これを改善するために、実施されなければならないのです。
交通事故治療・むちうち治療なら、横浜市南区高根町にあるおおさき整骨院にお任せ下さい。
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